TOEICを受けたら400点だった。このスコアってやばいのかな?
400点からスコアアップする勉強法を知りたい
TOEICを受けたら400点台で「これって低いの?」と心配になっている方は多いのではないでしょうか。
分かります。
私もTOEICの勉強を始めて間もないころは400点台でした。
中学や高校で英語を勉強してから時間が経っていると、400点に届かないことも珍しくありません。
とはいえ、TOEIC400点は英語ができる印象ではないですよね?
なんとかスコアアップを目指したい。
この記事では、実際、TOEIC400点とは「どのくらいのものなのか?」TOEIC400点のレベルについて解説します。
あわせて、400点以上にスコアアップできる勉強法やおすすめの教材なども紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- TOEIC400点のレベル感とTOEICの平均点
- 400点からスコアアップできる勉強法
- おすすめの問題集やアプリ
- TOEIC400点台で勉強を続けていくためのコツ
✓この記事の筆者と信頼性
✓LA留学経験あり
✓TOEIC 910点
✓メディアライター
留学経験、英会話・TOEICの学習経験に基づき英語学習の情報発信をしています。>>>執筆者リスト
TOEIC400点はどんなレベル?実際のレベル感を実体験をふまえて解説
前項でも話題になりましたが「TOEIC400点とはどのくらいのレベルなのか?」気になりますよね。
そのレベル感を実体験や英検と比較しながら解説していきます。
- TOEIC400点は英語の基礎が分かるレベル
- 英検だと3級〜準2級と同等レベル
- TOEIC400点の実際のレベル
1.TOEIC400点は英語の基礎が分かるレベル
TOEIC400点は基礎的なことは分かっているものの「英語の初心者レベル」です。
そう言われると、TOEIC400点は簡単に取れるスコアだと思うかもしれません。
しかし、英語に苦手意識があり、長い間勉強していない状態だと400点に届かないこともあります。
会話の中で簡単な英語で意思疎通ができたり、短い文章ならなんとか読めたりするレベルです。
その一方で、知っている単語や使える文法は少なく、長い文章や複雑な文章を理解することは難しくなります。
2.英検だと3級〜準2級と同等レベル
日本では、TOEIC以外の有名な英語資格に「英語検定」がありますが、TOEIC400点は英検の3級~準2級くらいに相当します。
ただ、英検とTOEICでは出題される問題の傾向が異なるので、参考程度に考えておくのが良いでしょう。
TOEICでスコアを取るのであれば、TOEIC用の対策が必要です。
3.体験談!TOEIC400点の実際のレベル
私がTOEIC400点だった頃、「はい」か「いいえ」で答える質問などごく簡単な意思疎通ならできるレベルでした。
具体的な意見を言ったり、詳細を説明したりするのは難しく、シンプルな説明だけであればなんとかなるという感じです。
たとえば、映画の感想で「面白かった」「感動した」などの意見は言えても、
- どこがどう面白かったのか?
- どのシーンに感動したのか?
このような複雑なことは説明できませんでした。
また、ネイティブスピーカーに通常のスピードで話された場合、まったく聞き取れませんでした。
「How are you?」レベルでも聞き取るのが大変ですし、ゆっくりはっきりと話してもらい、やっと聞き取れたのを覚えています。
それだけではなく、聞き取った後に理解して返答するのも、とても時間がかかっていました。
TOEIC400点は簡単な意思疎通はできるものの、海外旅行や海外生活では苦労するレベルといえます。
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TOEICの平均点はどのくらい?就活に必要なスコアも解説
TOEICの平均点はどのくらいでしょうか。
就活で履歴書に書けるスコアについても、あわせて解説していきます。
- TOEICの平均点は600点前後
- 就活でアピールするなら600点を目指すのがおすすめ
1.TOEICの平均点は500点後半~600点くらい
TOEICの平均点はどのくらいでしょうか?
過去2年の実績では、
- 2022年TOEIC平均点=561点
- 2021年TOEIC平均点=611点
でした。
午前の試験の方が平均点は高いことが多く、リーディングよりもリスニングの方が高い平均点となることが一般的です。
TOEIC用の教材やアプリ、英語コーチングなどで対策をする人が増えたため平均点は上昇傾向にあります。
これを見ると、400点は平均よりも低いスコアとなり、就活や転職では残念ながらアピールになりません。
マイナスの印象を持たれる可能性もあるので、400点台だと履歴書に書かない方が良いでしょう。
2.就活でアピールするなら600点を目指すのがおすすめ
就活でTOEICのスコアを履歴書に書きたい場合、600点を目指すのがおすすめです。
600点は取得する難易度がそれほど高くないことに加えて、取得すると一定の英語力がある証明になります。
ただ、600点は平均レベルなので、目指す会社や業界によっては、より高いスコアが必要です。
英語ができるアピール材料として使いたいのであれば、700点~800点くらいを目指すと印象が良くなります。
以下の記事では、TOEICのレベル別に勉強法を紹介していますので、一度チェックしてみてください。
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TOEIC400点からスコアを上げるための具体的な勉強法
TOEIC400点のレベル感を解説してきましたが、「やばい」と感じる方も多いでしょう。
400点からスコアアップするための具体的な勉強法を、分野別にまとめました。
- 単語:TOEICの基礎単語を中心に勉強する
- リーディング:文法を中心に勉強にする
- リスニング:短い文を聞き取れるようにする
1.単語:TOEICの基礎単語を中心に勉強する
TOEIC400点の場合、知っているボキャブラリー数が圧倒的に足りず、文章を読んでいても分からない単語が多い状態です。
TOEICの基礎的な単語を勉強するだけでも、スコアアップが望めるため、まずは頻出単語を中心に覚えるようにしましょう。
TOEICの頻出単語はリスニングでも出てくることが多く、音声を使って発音もしっかり覚えるようにします。
見たり聞いたりしただけで、パッと意味が理解できる状態まで覚え込むのがおすすめです。
600点を目指すのであれば、約5,000語覚える必要があります。
2.リーディング:文法を中心に勉強にする
リーディングは文法を中心に勉強し、パート5・6の文法問題で点数を取れるようにしていきましょう。
文法の勉強は、TOEIC用の参考書を使い進めていきます。
TOEICの文法は中学や高校で習う範囲となっており、参考書を見ているうちに思い出すこともあるので、それほど大変ではありません。
いったん一から勉強したら、分からなかったり忘れていたりする文法を中心に勉強していきます。
パート5は全文読む問題と、読まなくても答えられる問題を見分けられると、解答スピードが上がります。
- 品詞問題:全文読まなくても答えられる
- 語彙問題:全文読み文脈から適した単語を選ぶ
このように、効率よく解くテクニックも合わせて学べば、スコアアップにつながりおすすめです。
3.リスニング:短い文を聞き取れるようにする
リスニングはまず、パート1・2の短い文章を聞き取れるようにしてみましょう。
パート1・2をしっかり解答できるようになるだけでも、スコアアップが期待できます。
たとえば、パート1ではディレクションを聞かずに、写真を確認する時間にあて、
- 写真に写っているもの
- 人の行動
これらをよく確認して、文章を予測しましょう。
パート2は読み上げられる文章の冒頭部分を、特に集中して聞くようにします。
また、リスニング力を上げるには毎日英語を聞く必要があるので、短い文章を集中して聞く時間を設けます。
ただ、聞き流しだと英語を理解しようと意識していないため、効果がありません。
短い時間でも集中して英語を聞く時間を作ってみてください。
そのほか、聞いた文章をそのまま書き取る、ディクテーションも効果的です。
TOEIC400点からスコアアップを目指すおすすめ教材・アプリ6選
TOEIC400点からスコアアップできるおすすめの教材やアプリは、以下の6つです。
- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
- 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
- スタディサプリ
- mikan
それぞれ詳しく紹介していきます。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズは、「金フレ」とも呼ばれており、TOEIC単語対策の定番ともいえる単語帳です。
単語はレベル別にまとめられており、頻出単語からハイスコアを目指すための単語まで収録されています。
単語の意味や例文のほか、解説も読み込むことでその単語がよく使われる場面や類義語などについて、しっかりと理解できます。
とにかく情報量が充実しているため、単語帳選びに迷ったら金フレがおすすめです。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問は、パート5の文法問題が1000問収録されています。
単元別の文法問題から実践レベルの問題まで、幅広い難易度で演習できることがメリットです。
解説も分かりやすいので、勉強しやすいでしょう。
TOEIC400点台の方は、パート5をしっかり解けるようになると、スコアアップが期待できます。
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)は、初心者向けのリスニング教材です。
初心者をターゲットとしていることから解説が丁寧で、リスニング攻略のためのコツも解説されています。
たとえば、英語を聞き取れない原因と、どのような点に気を付ければ聞き取れるようになるのか説明しています。
問題演習だけでなく、リスニング力を上げるための知識や、解答テクニックも知りたい方におすすめです。
この教材だけでは演習問題が物足りないと感じる場合は、追加でリスニング用の問題集を買うと良いでしょう。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEICは問題形式に慣れることが大切なので、まだ公式問題集を持っていない方は購入をおすすめします。
公式問題集は新しくなるほど、最新の問題形式に近くなることから、最新版から買っていきましょう。
ただ、TOEIC400点台だと公式問題集をすべて解くのはかなり難しく、挫折しやすいことに注意が必要です。
基本的に文法知識を身につけることや、パート別の演習を中心に勉強していきます。
その中で、試験日が近くなったら休日に公式問題集を使い、時間を測りながら解いていく方法がおすすめです。
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
スタディサプリは、TOEIC対策ができる初心者向けのアプリです。
問題の豊富さが特徴となっており、約20回分の演習問題が収録されています。
間違えた問題は繰り返し出題されて、苦手分野の対策にも有効です。
問題演習では時間を計測して解く仕様となっており、解答ペースが掴めて便利です。
アプリで手軽にTOEIC対策をできることがメリットで、机に向かった勉強が苦手な方でも続けやすくなっています。
mikan
mikanは単語の勉強ができるアプリで、決められた個数の単語がクイズ形式で出題されます。
有料会員になれば、金フレの単語クイズが使えるようになることがメリットです。
1回の勉強で出題される単語の数や、1日あたり勉強する単語数も決められるので、自分のペースで取り組めます。
ただ、単語の意味しか勉強できないので、書籍の補助としてmikanを使うのがおすすめです。
TOEIC400点の勉強を続けるコツ4つ
TOEIC400点からスコアアップを目指す方が、勉強を続けるコツを4つまとめました。
- 毎日少しでも良いので英語に触れる
- 目標と試験日を決める
- できるようになったことに注目する
- 時間内にすべて解き終わらなくても気にしない
1つ1つ解説していきます。
毎日少しでも良いので英語に触れる
英語は毎日続けることで、徐々に成果が出てくるものなので、焦らずにできることからやっていきましょう。
たとえば、通勤時間やランチタイムなどの短い時間を利用したり、朝早く起きて勉強時間を確保したりするのがおすすめです。
また、TOEIC400点台だと英語の勉強に対して、ストレスを感じる方も多いですよね。
最初は負荷の少ない時間から始め、慣れてきたら勉強時間を長くすると挫折しにくくなります。
目標と試験日を決める
TOEICの目標スコアを決めることで、ゴールに向かって頑張ろうというモチベーションが生まれます。
そのため、具体的に「〇〇点取る」と設定することは大切です。
ただ、400点台の方がいきなり800点などの、ハイスコアを目指すことはおすすめしません。
目標が遠すぎても挫折しやすくなるので、最初は500点から始めるとちょうど良いでしょう。
その後、600点など少し頑張れば達成できそうな点数を設定することで、着実にレベルアップしていけます。
また、試験日を決めることで、だらだら勉強することを防げます。
学習計画を作る際はタスクを詰め込み過ぎず、余裕を持ったスケジュールにすることで挫折を防げます。
できるようになったことに注目する
TOEIC400点台だと、英語が分からないと感じることも多いですよね。
しかし、「分からない」「できない」ことばかりに注目していると、挫折しやすくなります。
- この文章が聞き取れるようになった
- 単語の意味がパッと分かった
このように、前よりできるようになったことにフォーカスすることがおすすめです。
できるようになったことに注目すれば、英語の勉強が楽しくなり、モチベーションの維持につながります。
時間内にすべて解き終わらなくても気にしない
TOEICは900点レベルの人も、400点レベルの人も全員同じ内容の試験を受けるため、難易度の高い問題が含まれています。
特にパート7はハイスコアを目指す人でも、最後まで苦労しやすい部分なので、すべて解き終わらなくても気にする必要はありません。
解ける問題から着実に解いていき、分からない問題があっても、立ち止まらないことが大切です。
マークしないと0点になってしまいもったいないので、時間が無くなってきたら、とりあえずすべてマークすることをおすすめします。
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- 『独学で英語力を伸ばす自信がない』
- 『仕事で必要だから本気で最短で伸ばしたい』
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- 「2カ月後に海外赴任が決定していて、それなりの英語力が必要」とか
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以下の記事では、おすすめの英語コーチングについて詳しく解説していますので、費用や具体的な内容を確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。
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最後に
この記事では、TOEIC400点のレベルを解説しました。
TOEIC400点は平均よりも低いスコアとなっており、「やばい」と感じた方もいるでしょう。
ただ、英語ができないのは誰でも通る道なので、勉強すれば全く問題ありません。
TOEIC400点は、勉強すればするだけスコアアップが見込めて、伸びしろがあります。
- TOEICの基本的な単語や文法が分かる
- 短い文章なら問題なく理解できる
このようなレベルをまずは目指していくと良いですね。
英語はやればやるほど、得られる情報の幅が増え、面白くなっていきますよ。
スコアアップを目指して、頑張りましょう!
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